足がつる
夜中に突然足が硬直、痙攣して痛みを覚えることがあります。時には太ももに及びますが、主にフクラハギに起こります。また足がつることを「こむら返り」とも呼ばれています。
諸説ありますが、原因が究明されてわけではありません。しかし以下のように、この現象を考えると納得がいきます。
背景
ヒトの特徴は「直立二足歩行」です。単なる二足歩行なら鳥でもします。ところがヒザを伸ばして、つまり足を一直線に伸ばして歩くのはヒトだけなのです。
ペンギンは二足歩行をしますが、体の中に隠したヒザはほぼ直角に曲がっています。
芸達者な犬は、かなり足を伸ばして歩くように見えますが、ヒトほどでもありませんし、ヒトほど長い距離を歩くこともできません。
ところでヒトがヒザを伸ばすには、フクラハギの筋肉と太ももの筋肉が必要です。逆に言えば、筋肉に多少のテンションを掛けておかないと、ヒザを伸ばした状態にしておくことができないのです。ですから、ヒトは立っているときには無意識にフクラハギのヒラメ筋と太もものハムストリングを緊張させる仕掛けになっています。
足がつる理由
実は、立っているときに無意識に起こるヒザを伸ばすという反射が、寝ているときに誤って起こってしまったのが「足がつる」という現象なのです。
足がつる現象を、筋肉の突発的な硬直現象として説明されることがありますが、もしそうであるならば、他のどの筋肉にでも起こりうることになります。しかし、体の他の部分ではこうした強い現象は起こりません。つまり、筋肉の硬直現象では説明がつかないことがわかります。
足がつってしまったら
おすすめしたい対処方法は、そっと床の上に立ち上がって、痛みが過ぎるのを待つことです。足は立っていると勘違いして、ヒザを伸ばそうとしているのですから、本当にヒザを伸ばして、ひたすら立っていてやれば良いわけです。
どういう状況で起こりやすいか
足がつるということはヒザを伸ばすことと関連がありますので、ヒザを伸ばして寝ているときに、体は立っていると勘違いして足がつることがあります。特に、ヒザを伸ばすような運動をした日には足つりが起こりやすくなります。
予防策
ヒザが伸びないないように、ヒザの下にたたんだバスタオルを置いておく方法もあります。しかし、足つりは良い姿勢のための正常な反射が起きただけですし、むしろ足がつってしまったら、ヒザを伸ばす訓練にもなりますので、病的でない限り、多少の痛みはこらえて、むしろ足つりを楽しんだ方が良いかと思います。
