あくまでも一般論ですが、レーザーは咬み合わせの部分の比較的小さな虫歯に向いていても、それ以外の複雑な虫歯には向いていないのです。レーザーは光の一種ですから入り組んだ所には届かないからです。またレーザーには手応えがないのが致命的で、特に神経の近くにある虫歯を取るといったデリケートな状況にも向きません。そのためあなたが小学生でない限り、レーザー設備がある歯科医院を探し出しても大抵は無駄になります。
さて従来の歯科用ドリルをエンジン付きの草刈り機に例えるとすれば、レーザーは草刈り用バーナーに例えられますし、虫歯を手の力で取るのは鎌(かま)に例えられます。草刈り用バーナーは簡単に作業が済むだろうと想像は出来ても、実際には思い通りに草が燃えてくれなかったり逆に燃えすぎたりして一概にエンジン付きの草刈り機より草刈り用バーナーが優れているとは断言出来ないらしいのです。一方エンジン付きの草刈り機は道路の草刈りなどの場面でよく見かけるものですから応用範囲も広く使いやすいと想像出来ます。とは言え花壇の草を刈るのに草刈り用バーナーやエンジン付きの草刈り機を持ち込めば大切な花も傷つける事になりかねません。歯科治療も同じで大切な歯を傷つけないためにあえて手で草を刈る様な事をしているのです。